寺本圭佑(てらもとけいすけ)
京都市出身、横浜市在住。
金属弦アイリッシュ・ハープの製作・演奏・研究を一貫して行っています。
15歳から雨田光示氏にハープを師事し、坂上真清氏からネオ・アイリッシュ・ハープを学ぶ。シボーン・アームストロング、アン・ヘイマン、ビル・テイラーとの出会いをきっかけに、19世紀末に伝統が途絶えたアイリッシュ・ハープの復興に携わることを志す。
音楽学を樋口隆一氏に師事し、18世紀以前のアイリッシュ・ハープについて資料研究を行う。明治学院大学大学院にて研究を続け、芸術学博士号を取得。
現在は、1000年にわたる歴史を持つアイリッシュ・ハープの中でも、特に金属弦アイリッシュ・ハープを専門とし、その歴史や音楽、楽器としての可能性を、演奏・製作・研究の三つの側面から探究しています。
2014年からは独学でハープの製作を開始し、2026年9月現在までに375台以上を製作。自ら設計・製作した金属弦ハープによる演奏活動のほか、全国でレクチャーコンサートやワークショップを行っています。
2009年には「カロランアカデミー」を設立。横浜と京都で金属弦アイリッシュ・ハープの個人指導を行い、これまでに400人を超える生徒を指導してきました。
また、演奏や研究の成果を、CD・音楽配信・楽譜などの形でも継続的に公開しています。楽譜配信サービスPiascoreでは、自身の編曲によるアイリッシュ・ハープのための楽譜を多数公開しています。
近年は、YouTube やポッドキャスト「ささやきのハープ | Whispering Harp」を通じて、アイリッシュ・ハープの歴史、音楽、楽器についての研究や考察を発信しています。演奏を聴くだけではなく、その背景にある歴史や文化、楽器そのものについても知ることのできる「教養の場」として、発信を続けています。
主な活動・著作
2017年、2022年
BS-TBS「こころふれあい紀行~音と匠の旅~」出演。アイリッシュ・ハープ研究家として、ケルトの音色を現代によみがえらせる活動が紹介される。
2017年
『ケルト文化事典』(東京堂出版)
「ハープ」「オカロラン」等を執筆。
2020年
『浜松市楽器博物館総合案内図録 2020』
「アイリッシュ・ハープ」の項目を執筆。
2020年
『初学者のための金属弦ハープ教本』刊行。
2025年
『スコットランドの詩と音楽 社会をつなぐ伝承文化』(春風社)Ⅲ 伝統音楽・楽器、第14章「ハイランドの金属弦ハープ| 楽器、奏者、音楽」を執筆。
現在も、ハープの製作・演奏・研究を通じて、失われたアイリッシュ・ハープの伝統を現代に伝え、その音楽と楽器の魅力を広く紹介する活動を続けています。
