寺本圭佑アイリッシュ・ハープ横浜教室発表会

2018年10月21日(日)18:00 開場 18:30 開演
第5回「カロランアカデミー コンサート」(金属弦アイリッシュ・ハープ横浜教室の発表会)
会場:大倉山記念館 ホール(横浜市港北区大倉山 2-10-1)
アクセス:東急東横線「大倉山」駅、徒歩7分
入場無料、予約不要
主催:カロランアカデミー
11世紀頃から1000年近くアイルランドで演奏されてきた金属弦アイリッシュ・ハープ。
19世紀末にその伝統が途絶えた後、100年近く忘れられた楽器となっていた。
長年古いアイリッシュ・ハープの復興運動に献身し、演奏、研究、教育、製作に携わってきた寺本圭佑の門下生による発表会を大倉山記念館ホールで開催。5年目となる今年は11名の門下生と講師寺本圭佑、総勢12名によるアイルランド、スコットランドの伝統音楽全24セットの演奏を予定している。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
演奏予定曲目
  1. Canaries
  2. Wo betyd thy waerie bodie
  3. Open the door softly
  4. Suo Gan
  5. Danny Boy
  6. Auld Lang Syne
  7. Whish, cat from under the table, The piper’s dance
  8. Star of County Down
  9. Danza de las Tabiernas
  10. Do you remember that night?
  11. The Canaries
  12. The three ravens
  13. Lord Inchiquin
  14. Denis Murphy’s The Siege of Ennis
  15. Da mihi manum, McLoud’s Salute
  16. O’Flynn
  17. Boys of Bluehill, Jinrikisha
  18. Molly St George
  19. Catherine Tyrrell
  20. An Awhesyth
  21. Sheebeag Sheemore, Carolan’s cup
  22. Roisin Dubh
  23. Mrs Cole
  24. Carolan’s farewell to music

楽曲解説(寺本圭佑)

 

  1. カナリー Canaries

スペイン領カナリア諸島にその名の由来がある舞曲で、17世紀ヨーロッパで流行。元々スコットランドのリュートタブラチュア、ストラロッホ手稿譜(1627-29)に記録されていた作品。この曲集にはアイルランドの盲目のハープ奏者ローリー・ダル・オカハンが作曲した「ポート」と呼ばれる曲が収録されている。

  1. ウォ・ビタイド・ザイ・ウェアリー・ボディ Wo betyd thy waerie bodie

ストラロッホ手稿譜(1627-29)より。アメリカの金属弦ハープ奏者アン・ヘイマンの編曲。

  1. オープン・ザ・ドア・ソフトリー Open the door softly

18世紀の盲目のアイリッシュ・ハープ奏者アーサー・オニールらが演奏していたレパートリー。古い教会旋法であるミクソリディア旋法が用いられている。

  1. スィオ・ガン Suo Gan

19世紀ウェールズの子守歌。クリスマスに歌われることもある。

  1. ダニー・ボーイ Danny Boy

古いアイリッシュ・ハープ音楽「若者の夢」から派生した曲。金属弦ハープによる弾き歌い。

  1. オールド・ラング・ザイン Auld Lang Syne

スコットランドの音楽でロバート・バーンズが再会の杯を交わす内容の詩をつけた。「蛍の光」の原曲。

  1. テーブルの下から出てきた猫~バグパイプ奏者の踊り Whish, cat from under the table, pipers dance

アーサー・オニールらが演奏していた古いハープ音楽。

  1. ダウン州の星 Star of County Down

スコットランドでもよく知られた曲で、盗賊の名前にちなみ「ギルダー・ロイ」というタイトルで歌われる。

  1. 酒場の踊り Danza de Las Tabiernas 

スペイン、アストゥリアス地方の曲。アン・ヘイマンが発明した Coupled handsというホモフォニックな技法を用いた編曲。

  1. あの晩を覚えている?Do you remember that night? 

若い寡婦によって18世紀頃に作られたアイルランド南部の美しい伝統歌。彼女の夫は婚礼の夜、親戚を見送るために船でシャノン川を渡っていたときにおぼれ死んでしまった。

  1. カナリー The Canaries

17世紀スコットランドのストラロッホ手稿譜に記されたダンス音楽。冒頭のカナリーとは別の曲。メロディラインが高音域と低音域の間を往来する。

  1. 三羽のカラス Three Ravens

古いイングランドのバラッド。1611年に英国の作曲家レイヴンズクロフトが編纂し出版した。

  1. ロード・インチクィンLord Inchiquin

18世紀の盲目のハープ奏者カロラン Turlough O’Carolan (1670-1738) が第4代インチクイン伯、ウィリアム・オブライエンに献呈した作品。

  1. デニス・マーフィー~シージュ・オブ・エニスDenis Murphy’s, The Siege of Ennis

ポルカと呼ばれるアイルランドの楽しいダンス音楽。4分の2拍子。

  1. ダ・ミヒ・マヌム~マクロイドのサリュート Da mihi manum, McLeod’s Salute

16世紀末に活躍したアイルランドの盲目のハープ奏者ローリー・ダル・オカハンの作品。

  1. オフリン O’Flynn

カロランの優美な作品。ウィリアム・オフリンはカロランに最期の杯を渡した人物として知られる。

  1. ボーイズ・オブ・ブルーヒル~ジンリキシャ The Boys of Bluehill, Jinrikisha

ホーンパイプのセット。ジンリキシャは1883年にアメリカで出版された曲集から。

  1. モリー・セントジョージ Molly St George

17世紀後半に活躍していたトマス・コネランの作品。アイルランド西部スライゴー出身で、後にスコットランドに渡った。700以上の作曲を行ったと言われているが、現在まで伝えられているものはわずかである。

  1. キャサリン・ティレル Catherine Tyrrell

盲目のハープ奏者たちによって継承されていたアイルランドの古い音楽で、デニス・ヘンプソンや最後のアイリッシュ・ハープ奏者と呼ばれたパトリック・バーンのレパートリーだった。

  1. ヒバリ An Awhesyth

コーンウォルに伝わるヒバリのタイトルがつけられた伝統音楽。英国国教会の牧師セイバイン・ベアリング=グールドが81歳のパブオーナーから採譜し、1905年に出版した。

  1. シーベグ・シーモア、カロランの杯 Sheebeag Sheemore, Carolan’s Cup

1691年にカロランが初めて作曲したシーベグ・シーモアは小さい妖精、大きい妖精という意味の丘。カロランの杯は彼が最期に所望したウィスキーにまつわる曲。

  1. 小さな黒いバラ Roisin Dubh

16世紀に由来するアイルランドのエア。アイルランド全土で歌われており、様々なヴァージョン違いが存在する。今回はアイルランド南部マンスター地方の旋律 [J. C. Mangan, 1849] と20世紀に歌われていたヴァージョン [O Baoill, 1975] を続けて演奏。黒いバラとは元々アイルランドのアレゴリーだったが、次第に恋人(黒い髪のローズ)を指すラブソングとして歌われるようになった。

  1. コール夫人 Mrs Cole

カロランの作品。彼はアイルランド中を旅しており、貴族の婚礼などの際に彼らを称える詩と共にハープ音楽を献呈していた。

  1. カロランの音楽への別れ Carolan’s farewell to music

カロランが最後に作曲したハープ音楽のひとつとされる。この曲はハープ奏者によってではなく、イリアン・パイプス奏者によって継承されていた。19世紀初頭にパイプス奏者オファーレルが出版し、この美しい旋律が世に知られることとなった。

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